2026年9月8日 14:00 5〜7歳の子ども約90人を対象とした調査で、ほぼ4人に1人が、食べる、話す、呼吸するといった口の機能が十分に発達していない口腔機能発達不全症(DIOF)であることが分かったと、東京科学大などの研究チームが発表した。 近年、子どものDIOFの増加が指摘されている。歯科医院を受診した子どもや保育園児について研究が行われているが、地域の一般児童が対象の研究は少なく、有病率も明らかになっていない。 チームは、2023年に実施した全世代が対象のそしゃく力と食習慣に関する調査結果から5〜7歳児92人のデータを抽出した。 この調査では、かめばかむほど色が緑から赤に変わる特殊なガムでそしゃく機能を確認。歯を食いしばる力と、舌でものを押す力の最大値も測定した。 これらのデータや体格指数(BMI)、栄養摂取量、食習慣などを診断基準に照らして検討した結果、92人中21人(23%)がDIOFと診断された。また、硬い食べ物を好む子どもはDIOFである可能性が低いことも判明した。 一方、硬いものを食べる頻度とDIOFの間に関連は認められなかった。チームは「子どもの口腔機能の健全な発達には、食事量や栄養バランスだけでなく、食感(硬さ)も重要なことが示された」としている。 DIOFは、生まれつきの障害がないにもかかわらず、口の機能が年齢相応に発達していない状態を指す歯科の病名で、やわらかい食べ物が中心の食生活が影響しているとされる。 治療では正しい食べ方の指導や、口周りの筋肉や舌を鍛える訓練が行われる。18年に保険診療が認められた。〔共同〕 投稿ナビゲーション 歯周病原因菌の活性を目視で簡便・迅速に検出する新技術を開発 健康増進普及月間・禁煙サポートちらし