白河市、西白河郡内の市町村から歯周病検診のハガキが来ている住民の皆様、是非検診を受けて下さい。 対象年齢 20歳・30歳・40歳・50歳・60歳・70歳 ※令和8年度(2026年度)の場合、令和9年(2027年)3月31日までに上記の年齢に達する方が対象となります。 下に歯周病検診の重要性をお伝えするものをアップします。 ご一読お願いします。 歯周病検診を受けましょう!ダウンロード 実際の検診票は下のようなものです。 imagesダウンロード これらの画像は、自治体が実施する歯周病検診で使用される一連の標準的な診断書類です。最初の資料は受診者が回答する問診票であり、日々の口腔ケアの習慣、自覚症状、さらには喫煙習慣や既往症といった生活習慣を詳細に確認する内容となっています。続く資料は歯科医師が使用する記録票で、歯周ポケットの深さや歯石の付着状況、出血の有無など、専門的な診断結果を記載するためのものです。最後に、受診者に対して検診結果の判定や今後のケア方針を伝えるためのフィードバック用通知書が含まれています。全体として、住民の歯の健康を維持し、「8020運動」を推進するための体系的な検診システムの全容を示しています。 歯周病検診ではどのような項目をチェックしますか? 歯周病検診では、大きく分けて「問診」と、歯科医師による「口腔内検査」の2つのステップで様々な項目をチェックします。 1. 問診によるチェック(17の質問) 歯周病は全身の健康状態を映し出す鏡であるため、お口の中だけでなく、生活習慣や全身の病歴について詳しく伺い、総合的なリスクを判定します。 生活習慣: 歯みがきの頻度やフロス等の使用、食事のスピード(ゆっくりよくかんで食事をしているか)、喫煙習慣などの日々のルーティンを確認します,。 自覚症状: 歯や歯ぐきの痛み、出血、食べにくさ(半年前に比べて固いものが食べにくいか)、むせやすさ、冷たいものや熱いものがしみるかなど、ご自身が感じるサインをチェックします。 全身状態: 歯周病は血流に乗って全身を巡り様々な悪影響を及ぼすため、関連の深い病気(糖尿病、関節リウマチ、脳梗塞、狭心症・心筋梗塞、呼吸器疾患など)の有無や、妊娠しているかどうかを確認します。 2. 歯科医師による口腔内検査 診療室では、プロの目で以下の4つのポイントを中心に詳細な確認が行われます。 歯の状況: 現在の健康な歯の数、むし歯(未処置歯)、処置済みの歯、失われた歯(喪失歯)を1本ずつ正確にカウントします,。また、入れ歯などの補綴治療が必要な欠損部位があるかどうかも確認します。 歯肉とポケット: 専用の器具を使って、以下の2つの重要な指標を測定します。 BOP(歯肉出血): 器具で触れた際に出血するかどうかで、現在歯ぐきに炎症が起きているかを確認します。 PD(歯周ポケット): 歯と歯ぐきの間の溝の深さをミリ単位で測定し、見えない歯を支える骨がどれくらい溶けて破壊されているか(4mm未満、4〜5mm、6mm以上など)を調べます。 歯石の付着: 歯みがきでは落ちない「歯石」がどの程度付着しているか(なし、軽度、中等度以上)を確認します。 咬合・顎関節・粘膜など: 歯列やかみ合わせの状態、顎の関節、お口の中の粘膜(色や形状)に異常がないか、さらに全体的な口腔衛生状態(良好・普通・不良)を総合的にチェックします。 これらの項目をすべてチェックした上で、最終的に「異常なし」「要指導」「要精密検査(要歯周病検査等)」の総合判定が行われ、あなたのお口の状態に合わせた0〜6のスコア(通信簿)と具体的なアドバイスが提示されます。 糖尿病と歯周病にはどのような関係がありますか? 糖尿病と歯周病には、相互に悪影響を及ぼし合う関係があります。 具体的には、以下のような双方向の影響があることがわかっています。 歯周病から糖尿病への影響: 歯周病が悪化すると、血糖コントロールが難しくなります。 糖尿病から歯周病への影響: 逆に、糖尿病があることで、歯周病が進行しやすくなります。 このように、この2つの病気は非常に深く関わっているため、歯周病検診においても全身の健康状態を知るための重要なポイントとして扱われています。 実際の検診の問診票でも「糖尿病を指摘されたことがあるか(Q16)」を必ず確認します。さらに、医師の判定においても「糖尿病の治療を行っている」、あるいは「糖尿病の指摘を受けたことがある」という事実は、それだけで「要歯周病検査等(さらに詳しい検査や治療が必要な状態)」と区分される基準の一つになるほど重視されています。 他にも歯周病と関係のある全身の病気はありますか? はい、糖尿病以外にも歯周病と深く関わる全身の病気はいくつかあります。歯周病菌や炎症物質が血流に乗って全身を巡ることで、様々な悪影響を及ぼすと考えられています。 歯周病検診の問診でも確認される具体的な病気や状態には、以下のようなものがあります。 脳梗塞(脳卒中)・心疾患(狭心症・心筋梗塞・動脈硬化症): 歯周病菌などが血管内で血栓(血の塊)を作りやすくする原因の一つになり、これらの病気のリスクを高める可能性があります。 呼吸器疾患(誤嚥性肺炎など): 飲み込む力が落ちてむせやすくなると、お口の中の細菌が誤って肺に入り込みやすくなり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を引き起こすリスクが高まります。 関節リウマチ: こちらも歯周病との関連が指摘されており、問診票で確認される項目の一つです。 また、病気ではありませんが、「妊娠」も歯周病と関わりが深いため、女性の場合は妊娠の有無(可能性も含む)を問診で必ず確認します。 このように、歯周病はお口の中だけの問題にとどまらず全身の健康に影響を与えるため、これらの病歴を確認することが非常に重要視されています。 判定結果が「要指導」だった場合はどうすればよいですか? 判定結果が「要指導」だった場合は、まずは「かかりつけ歯科医」を受診し、プロから正しいセルフケア(ブラッシングなど)の指導を受けることが推奨されます。受診の際には、今回の検診結果が書かれた紙(結果票)を捨てずに、必ず歯科医院の受付で提示してください。 「要指導」という判定は、すぐにむし歯の治療や入れ歯などの処置が必要な状態ではないものの、以下のような初期の異常やリスクが見られる場合に出されます。 初期の歯ぐきの炎症: 歯周ポケットは深くないものの、歯ぐきに炎症があり出血しやすい状態(歯肉出血あり)である。 お口の清掃状態の不良: 歯みがき不足などにより、お口の中の汚れが十分に落ちていない。 生活習慣などの見直しが必要: 歯周病に関わる生活習慣の乱れや、全身の基礎疾患などについてアドバイスが必要な状態である。 この段階(歯周病スコアでいう「1」に相当)は、自己流のケアを見直すことで健康な状態を取り戻せるチャンスです。放置して悪化させる前に、歯科医院や保健指導を通じて正しい歯みがきの方法を学び、日々の習慣を改善していきましょう。 投稿ナビゲーション 白河歯科医師会 会員医療機関MAP 福島県歯科医師会主催 歯科衛生図画・ポスター・書写・標語コンクール